富士山を満喫。贈答品やお土産としての富士山関連商品は1000点以上。
東海道五十三次の宿場町「吉原宿」に店舗を構える富士山専門のギフトショップ。
静岡県富士市吉原にある富士山専門ギフトショップ東海道表富士。吉原商店街にある東海道表富士には、食品をはじめ、漆器、陶器などの工芸品から、富士ブランド認定品まで、富士山関連商品が並んでいる。その取り扱い品数は1000点を越え、地元「富士」を満喫できる商品で溢れている。新聞やテレビなど、各メディアにも取り上げられ、全国に富士山の魅力ある商品を発信している。富士山専門ギフトショップ東海道表富士 代表 西川 卯一氏にお話を伺った。
開店のきっかけは「富士山の麓・富士市から富士山商品を販売したい」という思いから。
富士登山は毎年の恒例。魅了されたのは、知れば知るほど深い山だから。
ー 富士山の商品に特化したお店を始めたきっかけは何ですか?
このお店をはじめようと思ったきっかけは日本中に富士山関連商品があるなかで、地元で富士山に特化した売り場がないから。お土産としてはもちろん、お祝い、記念品、要は、ギフトだよね、ギフトとしての富士山をこの地元から発信したい。そういう思いから、このお店をはじめようと。
ー そうなんですね。毎年、富士登山をされておりますが、富士山に魅了された理由をお聞かせ下さい。
だいたい、毎年、5~6回は登ってるかな。富士山は日本の象徴であり、知れば知るほど、深い山であるということ。それが富士山に魅了される理由です。
東海道五十三次の宿場町「吉原宿」。歴史的に、富士宮口が富士登山の表口。
そのことを地元の人に知ってほしい。だから「東海道表富士」という店名に。
ー なぜ、「東海道表富士」という店名になったのでしょうか?
ここは東海道だから。要は、東海道五十三次の宿場町、その吉原宿に店があるってことがまず一つ。それで、「表富士」っていう名前になっているのは、歴史的に富士宮口が表口ということ。富士山の登山道のなかで表口であるということを踏まえて、「東海道表富士」と。決して、その、富士山のどっちが表で、どっちが裏でとかっていうわけではなく、その、過去の歴史を振り返って、「表富士」であるということを地元の人にわかってほしくて、あえて「表富士」と。
ー 歴史的に、(富士山の登山道のなかで)富士宮が表口なのですね。
富士山の歴史を語るにおいて、山梨側よりも本来こちら側の方が先で、だから、浅間大社の本宮は富士宮にあるんであって。もちろん、山梨にも古い歴史があり、山梨側は江戸時代の富士講の全盛を極めた中で始まって。もともとね、都は西にあったわけなんだけど、西から来た人たち、富士山を目指した人たちは、基本的には、やっぱり、東海道を進んだ人が多くて。だから、都良香の東下り、あれも東海道に来ているわけです。富士川のところに富士山登山口の入り口の石碑があるけど、西から来た人は、富士川から富士宮の浅間を通って登ったし、東から来た人も吉原から富士宮の浅間を通って登ったし、だから表口と言っているんであって。そういうことを地元の人に少しでもわかってほしいと。どっちが綺麗だとかっていう話ではなく、360度すべて表でいいんだけど、じゃあ歴史的に言った場合は、やっぱりこっちの方が表になるんです。
ー 西に都があったことで、そうなったのですね。
今、「歴史的に」って言ったんだけど、過去の歴史を踏まえて、表。だけど、今の都は江戸、東京だから、東京から一番富士山に近いところ、窓口、入り口はどこだって言ったら、山梨でしょうね。もし、奈良・平安時代の都が江戸にあったら、山梨がたぶん表口になっていて、浅間大社も山梨にあったと思う。だけど、これはもう歴史だから、古い方がね、名前が残っていくんであって、もし仮に「全部やり直しにしましょう」となった場合は、山梨が表だよね、たぶん。そういう深い意味があって、表・裏ということなんだよね。
個性があり、ユニークな商品も。
面白い商品は「めくれば富士山」と「富士山コーン」。
印象の強い商品は「富士山おむすびのり」。
ー 本当にたくさんの個性的な富士山商品がありますが、人気商品やオススメ商品などお聞かせ下さい。
売れている商品は富士ブランド認定品を中心として、地場産品の味噌やお茶菓子、富士山土産品全般です。普段使いのために、地元のお客様が地場産品を買っていったり。また、観光客からは、「富士ブランド」であるということから、お土産や贈答品として、購入されることが多いですね。オススメ商品は「富士山村山古道を歩く」。田子の浦から村山古道を歩いて、富士山頂を目指すマップがオススメです。過去の人たちがどのようなルートで、富士登山をしたかがわかるので。
ー お客様の反応はいかがですか。
日本中から来てくれて、みなさん喜んでくれています。富士山っていうのは、日本の象徴として県外の人は本当に心から喜ぶもので、記念に買っていく人もいれば、験かつぎで買っていく人もいれば、お祝いで買っていく人もいれば、お客様によって様々だけど、とても喜ばれています。
ー それでは、面白い商品や印象に残った商品はなんでしょうか。
Tシャツを着ながら、おなかのところをまくると、富士山がでてくる「めくれば富士山」やカラーコーンが富士山になっている「富士山コーン」は面白い商品だと思いました。印象に残ったのは「富士山おむすびのり」かな。これもおにぎりにこののりを巻くと、おにぎりが富士山になるんだよね。
お客様の喜びは自分の喜び。
「日本一の駅」として、まちの駅に認定。
富士山に関するすべての需要に応えていきたい。
ー 商品数も多いですが、店舗を運営されていて大変だったことはなんでしょうか。
富士山商品をつくっている事業所様が多く、商品の管理が難しいこと。日本中で富士山商品はつくられているからね。かと言って、富士山専門につくっているところもないから、どうしてもお付き合いしていただける事業所様が多くなってしまうんだよね。とてもありがたいことですけど。
ー それでは、喜びはなんでしょうか。
お客様が喜んでくれれば、それが一番嬉しいことかな。 遠方から来ていただけるお客様がいたりして、とても嬉しいです。
ー では、今後の展望をお聞かせ下さい。
富士山に関する需要、すべての需要に対応したい。すべての需要というのはもちろん、商品としての需要もそうだし、富士山の知識としての需要もそうだし、登山サポートもそうだし。そういったことに応えていけるようにしたいです。
ー 静岡の好きなところは?
この地で好きなところは富士山の麓であること。 静岡の好きなところはもうこれ以外ないでしょ、「富士山」ですよ。
ー 最後に、みなさんへ一言いただけますか。
富士山のことならなんでも聞いてください。商品以外でも。商品に関わらず、富士山の撮影スポットであったり、登山であったり、なんでもご相談ください。富士山の関連商品は店頭だけでなく、インターネットでも販売をしているので、様々な用途での商品を知ることができます。また、当店は「日本一の駅」として、まちの駅にも認定されているので、憩いの場としても、是非、一度お立ち寄りください。
取材を終えて・・・
観光客に、まるでガイドのように観光スポットやオススメのお店を紹介する西川氏。商品を買い終え、お帰りになるお客様に一言を添える、そんな姿がとても印象的でした。「富士山のことなら、なんでも答えていきたい」という思いは、地元である富士市や富士宮市を案内するまでに至っているのだと感じました。お伺いしたときは、富士山の麓で育った私でも知らなかった歴史や知識を教えていただきました。私も含め、地元の人も観光客に説明でき、誇らしくなるように、もっと富士山のことを大切に思わなければと痛感した取材になりました。
2011年11月 / みんなの市場 静岡 運営事務局
[店舗名]富士山専門ギフトショップ東海道表富士
[所在地]〒417-0051 静岡県富士市吉原2丁目13-8
[連絡先]0545-55-0333
[ U R L ]http://37ichiba.com/omotefuji/
日本初の富士山専門のギフトショップ。日本中から集められる富士山関連商品と、地元富士山南麓を中心とした地産地消の専門店。2000点近い取り扱い点数もさることながら、店主自ら富士山の伝道師として、年に十数回の登山を決行している。


